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服装マナー

喪主・遺族・親族の服装ガイド

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喪主・遺族・親族の服装は、準喪服(黒の礼服やブラックフォーマル)が基本です。喪主と三親等程度までの親族は正喪服を着ることもありますが、いまは喪主もブラックスーツで務める場面が増えています。参列者は遺族より格式が上回らないのが原則とされ、三親等以内の親族は黒のビジネススーツでの代用を避けます。

「親族」はどこまでか

服装の説明では「三親等程度まで」という言い方がよく出てきます。親等は、本人から見た続柄の近さの数え方です。

親等と続柄(東京法務局の親族図より)
親等血族配偶者側(姻族)
一親等父母、子配偶者の父母、配偶者の子
二親等祖父母、兄弟姉妹、孫配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹
三親等曾祖父母、おじ・おば、おい・めい、曾孫配偶者の曾祖父母、配偶者のおじ・おば、配偶者のおい・めい

配偶者は親等では数えませんが、喪主の配偶者は喪主と並ぶ立場として扱われます。故人から見ておじ・おば、おい・めいにあたる人までが「三親等以内の親族」です。いとこは四親等にあたります。

立場別の服装

告別式では、喪主と喪主の配偶者は正喪服か準喪服、そのほかの遺族・親族は準喪服です。通夜から一周忌までは、遺族・親族とも準喪服が一般的です。

祭壇の前に並んで一礼する遺族と、向かい合って立つ参列者の後ろ姿のイラスト。遺族には和装の女性や子どももいる
祭壇の前に並ぶ遺族と、向かい合う参列者

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遺族・親族の服装(一般的な目安)
立場告別式・葬儀通夜補足
喪主正喪服か準喪服準喪服いまは準喪服で務めることが増えている
喪主の配偶者正喪服か準喪服準喪服喪主と同じ扱い
故人の子・親・兄弟姉妹準喪服準喪服女性の和装は二親等程度までとする資料もある
孫・おい・めい準喪服準喪服学生は制服
いとこなど準喪服準喪服社会人は礼服。学生は制服

参列者は遺族より格式が上回らないのが原則です。遺族・親族が略式に寄せすぎると、参列者のほうが改まった装いになってしまいます。三親等以内の親族は、黒のビジネススーツでの代用も避けます。礼服の黒は染めが深く、ビジネス用の黒と並ぶと違いが分かります。

通夜・法事・お別れの会など、場面ごとの格式はシーン別の服装ガイドの早見表で確かめられます。

遺族の中に準喪服を持っていない人やサイズが合わない人がいるときは、式の前に用意します。関西(大阪・京都・滋賀・兵庫)にお住まいなら、無人店舗の喪服レンタル24で当日予約して最短30分で受け取れます。いちばん安いプランは3泊4日5,980円(税込・2026年9月時点)です。

喪主の服装と当日の動き

喪主は葬儀・告別式の責任者で、遺族を代表する立場です。人前に立つ場面が多いので、動きやすく体に合った装いにします。

正喪服か準喪服か

正喪服は、男性ならモーニングコートか紋付羽織袴、女性なら黒無地の和装や丈の長いブラックフォーマルです。ただ、モーニングコートを着る機会はいまではほとんどなく、喪主もブラックスーツで務める場面が増えています。準喪服で喪主を務めるのは、いまでは珍しくありません。

男性の準喪服は、礼服のブラックスーツに白無地シャツ、黒無地ネクタイ、黒の靴と靴下です。シングルとダブルに格式の差はありません。

喪主が人前に立つ場面

喪主の主な役目(全葬連の解説より)
場面喪主がすること
葬儀の前葬儀社との打ち合わせ、僧侶への依頼、日程や内容の決定、参列者への連絡
告別式最初に焼香する。会葬者へのお礼のあいさつ(喪主か代理の親族)
出棺位牌を持って柩に続く。遺族代表は遺影を持つ
精進落とし始めと終わりにあいさつし、席を回ってお礼を伝える
葬儀の後香典返しの手配

焼香で腕を前に出したり、位牌を持って歩いたり、席を回ってお辞儀をしたりと、喪主は一日じゅう体を動かします。肩や背中がつっぱらないか、座ったときにウエストが窮屈でないかを、前日までに着て確かめておくと安心です。

男性の遺族がそろえる小物

男性遺族の小物(準喪服の場合)
小物選ぶもの外す・避けるもの
靴黒の内羽根ストレートチップかプレーントゥスエード、エナメル、ウィングチップ
ネクタイ黒無地で光沢のないものネクタイピン
胸元・袖口何もつけないポケットチーフ、カフスボタン
ベルト黒で飾りのないもの目立つ金具
時計・指輪シンプルな時計、結婚指輪華美な時計、結婚指輪以外の指輪

親族の中で受付や会計、式場の案内などの世話役を頼まれることもあります。世話役も遺族側の一員なので、準喪服で務めます。アイテムごとの選び方は男性の喪服ガイドにまとめています。

喪主の妻・女性遺族の服装

喪主の妻は、喪主と同じく正喪服か準喪服です。和装と洋装のどちらでもかまいません。

和室で黒のジャケットとワンピースに一連のパールのネックレスをつけ、黒の布製バッグを持つ女性
洋装の準喪服の例(写真はイメージです)
女性遺族の和装と洋装
項目和装(正喪服)洋装(正喪服・準喪服)
着る人遺族側で、二親等程度までの近い親族とする資料もある準喪服は立場を問わない。丈の長い正喪服は喪主と三親等程度までの近親者
服黒無地の着物黒のワンピース、アンサンブル、スーツ。正喪服はひざ下〜くるぶし丈
紋五つ紋が正式。三つ紋や一つ紋でも問題ない—
小物黒共帯、黒の帯揚げ、黒の帯締め黒のストッキング、黒のパンプス(ヒール3〜5cm)、黒の布製バッグ

和装の喪服は遺族側が着るもので、参列者は基本的に着ません。例外は、お茶やお花の先生など、普段から着物を着ている人です。洋装のアクセサリーは、結婚指輪と一連のパールまでにします。

パンツスーツは、喪主・遺族ならスカートが望ましいとされることがあります。略喪服ならパンツスーツでも問題ないとされるので、法事で略喪服を着る場面なら選べます。妊娠中は、マタニティ用のブラックフォーマルに、かかとの低い靴とタイツを合わせます。

女性の喪服の細かい選び方は女性の喪服ガイドにまとめています。

孫・おい・めいの服装

成人なら準喪服です。学生は制服が正装になります。

  • 中学生・高校生 制服。靴下は黒か白の無地にし、派手な色のリボンやタイは外せるなら外すと無難です
  • 小学生以下 制服、なければ白のシャツやブラウスに黒・紺・グレーのボトムス
  • 大学生 リクルートスーツで代用しても差し支えありません。ただし喪服とは素材や仕立てが違います
  • 社会人 準喪服。三親等以内の親族なので、黒のビジネススーツでの代用は避けます

年齢ごとの詳しい目安は子どもの葬儀の服装ガイドを見てください。

通夜から法事までの遺族の服装

遺族・親族は、通夜から一周忌まで準喪服で臨むのが一般的です。三回忌は準喪服とする考え方が一般的ですが、説明は葬儀社で分かれます。七回忌以降は略喪服になります。通夜の装いは通夜の服装ガイド、法要ごとの違いは法事の服装ガイドで詳しく解説しています。

葬儀から四十九日、一周忌と、遺族が準喪服を着る場面は1年のうちに何度かあります。手元の喪服が合わなくなっているなら、買うか借りるかを喪服は買うか借りるかで比べられます。

関西(大阪・京都・滋賀・兵庫)なら、喪服レンタル24の店舗で複数のサイズを試着してから借りられます。フルセットは9,480円(税込)で、男性は喪服・ネクタイ・靴・ベルト・数珠・袱紗、女性は喪服・パンプス・バッグ・アクセサリー・数珠・袱紗がそろいます(2026年9月時点)。

よくある質問

喪主はモーニングや和装を着なければいけませんか?

いいえ。正喪服(モーニングコート、紋付羽織袴、黒無地の和装など)は喪主と三親等程度までの親族が着る装いですが、いまはモーニングを着る機会はほとんどなく、喪主もブラックスーツ(準喪服)で務める場面が増えています。

喪主の妻は何を着ればよいですか?

喪主と同じく、正喪服か準喪服です。和装なら黒無地の着物に黒の帯・帯揚げ・帯締めを合わせ、五つ紋が正式です。洋装なら黒のワンピース・アンサンブル・スーツで、アクセサリーは結婚指輪と一連のパールまでにします。

親族は黒のビジネススーツで出てもよいですか?

避けます。黒のビジネススーツは代わりに使われることはあっても本来は略式で、三親等以内の親族側が着るのは失礼とされます。礼服の黒は染めが深く、並ぶと違いが分かります。

孫の服装はどうすればよいですか?

学生なら制服が正装です。制服がなければ白のシャツやブラウスに黒・紺・グレーのボトムスを合わせます。大学生はリクルートスーツで代用しても差し支えありませんが、喪服とは素材や仕立てが違います。

女性の遺族はパンツスーツでもよいですか?

喪主・遺族はスカートが望ましいとされることがあります。一方で、略喪服ならパンツスーツでも問題ないとされます。告別式で準喪服を着るなら、黒のワンピースやアンサンブルを選ぶと迷いません。

喪主の挨拶で気をつけることはありますか?

全葬連のQ&Aでは、会葬者へのお礼の気持ちを述べることが大切で、手短に簡潔に述べたほうがよいとされています。遺族代表の挨拶は、喪主かその代理の親族が行います。

参考にした公的な情報

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文・編集: 喪服NAVI編集部(運営者情報・編集方針)