喪服は買うか借りるか|利用回数別の損益分岐
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喪服を買うか借りるかは、参列の回数で決めるのが目安です。35,000円の喪服を買って毎回クリーニング(1回3,080円)に出す場合と、1回9,480円のフルセットでレンタルする場合を比べると、5回目まではレンタル、6回目からは購入のほうが総額は安くなります。クリーニング代を入れなければ、4回目から購入が安くなります。
累積費用のグラフ|どこで逆転するか
横軸は参列した回数、縦軸はそれまでにかかった費用の合計です。2本の線が交わるところが損益分岐点です。レンタルの料金は喪服レンタル24(関西6店舗)の公式料金を使っています。ほかの地域の方は、下の計算式に使う予定のサービスの料金を入れてみてください。
回数別の総額表
表は横にスクロールできます
| 回数 | レンタル フルセット9,480円 | レンタル スタンダード5,980円 | 購入 35,000円+3,080円/回 | フルセットと購入の比較 |
|---|---|---|---|---|
| 1回 | 9,480 | 5,980 | 38,080 | レンタルが28,600円安い |
| 2回 | 18,960 | 11,960 | 41,160 | レンタルが22,200円安い |
| 3回 | 28,440 | 17,940 | 44,240 | レンタルが15,800円安い |
| 4回 | 37,920 | 23,920 | 47,320 | レンタルが9,400円安い |
| 5回 | 47,400 | 29,900 | 50,400 | レンタルが3,000円安い |
| 6回 | 56,880 | 35,880 | 53,480 | 購入が3,400円安い |
| 8回 | 75,840 | 47,840 | 59,640 | 購入が16,200円安い |
| 10回 | 94,800 | 59,800 | 65,800 | 購入が29,000円安い |
フルセットで比べた分岐点は約5.5回です。喪服だけのスタンダード(5,980円)で比べると約12.1回で、12回目まではレンタルのほうが安くなります。靴・数珠・袱紗をすでに持っている人は、スタンダードで比べるのが実際に近い数字です。
計算式と前提
試算の式と前提をすべて書いておきます。数字を自分の状況に入れ替えれば、そのまま計算し直せます。
- レンタルの累積費用 = レンタル料金 × 回数
- 購入の累積費用 = 本体価格 + クリーニング代 × 回数
- 損益分岐点 = 本体価格 ÷(レンタル料金 − クリーニング代)
- フルセット:35,000 ÷(9,480 − 3,080)= 35,000 ÷ 6,400 = 約5.47回
- スタンダード:35,000 ÷(5,980 − 3,080)= 35,000 ÷ 2,900 = 約12.07回
レンタル料金は喪服レンタル24の公式料金、購入価格とクリーニング代は2026年9月に編集部が各社の公式サイトで確認した範囲をもとにしています。購入価格は人によって違うため、仮定の値です。
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| レンタル(フルセット) | 9,480円 | 喪服レンタル24の公式料金。税込・3泊4日 |
| レンタル(スタンダード) | 5,980円 | 同上。喪服(上下)のみ |
| 喪服の本体価格 | 35,000円 | 35,000円と仮定(2万〜5万円の中間)。2026年9月に編集部が大手紳士服店の公式通販で確認した範囲では、男性の礼服は税込15,000〜87,120円 |
| クリーニング代 | 3,080円 | 大手クリーニング店の公式料金(スーツ上下・税込・2026年9月時点) |
| 保管・買い替え・小物代 | 入れていない | 金額にしにくいため。実際にはかかります |
前提を変えると分岐点はこう動く
| 購入価格 | フルセット9,480円と比べると | スタンダード5,980円と比べると |
|---|---|---|
| 20,000円 | 約3.1回(4回目から購入が安い) | 約6.9回(7回目から購入が安い) |
| 35,000円 | 約5.5回(6回目から購入が安い) | 約12.1回(13回目から購入が安い) |
| 50,000円 | 約7.8回(8回目から購入が安い) | 約17.2回(18回目から購入が安い) |
クリーニングに毎回は出さない人もいるはずです。クリーニング代を入れずに35,000円の購入とフルセット9,480円を比べると、分岐は35,000 ÷ 9,480 = 約3.7回で、4回目から購入が安くなります。
反対に、購入側には小物代・保管の手間・買い替えを入れていません。レンタルのフルセットには小物代が入っているので、その分は購入側に甘い計算です。
購入したときだけかかる手間とお金

体型が変わったときの買い替え
喪服は着る回数が少ないので、生地が傷む前に体型が変わることがあります。久しぶりに着たら入らなかった、ということは珍しくありません。そのときは本体代をもう一度払うことになります。
保管の手間
年に1回も着ない服を、カビや虫食いから守る必要があります。防虫剤の交換や湿気の対策を続けないと、いざというときに着られないことがあります。
色あせとテカリ
長く着ると黒が褪せたり、膝やひじに生地の光沢(テカリ)が出たりします。喪服では光沢を避けるのが一般的なので、目立つようなら買い替えの時期です。
小物を別にそろえる
喪服だけでは参列できません。黒の靴、数珠、袱紗、女性ならバッグ、男性なら黒ネクタイも要ります。レンタルのフルセットならまとめて借りられます。
| アイテム | メンズ | レディース |
|---|---|---|
| 靴・パンプス | ○ | ○ |
| 数珠・袱紗 | ○ | ○ |
| ネクタイ・ベルト | ○ | ― |
| バッグ・アクセサリー | ― | ○ |
| ワイシャツ | × 別料金 | ― |
| ストッキング | ― | × |
ストッキングの選び方は葬儀のストッキング、男女別に必要なものは男性の喪服マナー・女性の喪服マナーにまとめています。
レンタルが向く人・購入が向く人
計算より手軽な目安は、「これから5年で何回くらい参列しそうか」を考えてみることです。

| 状況 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 喪服を持っておらず、今回が初めて | レンタル | 次にいつ着るか分からないうちに本体代を払わずに済む |
| 5年で数回の見込み | レンタル | 毎回クリーニングに出す前提なら、フルセットでも5回目まではレンタルが安い |
| 短い期間に何度も参列しそう | 購入 | 回数が増えるほど購入が有利 |
| 体型が変わりやすい | レンタル | その都度サイズを選べる |
| 明日必要で時間がない | レンタル | 店舗なら当日に受け取れる。喪服がないときの全手段も参考に |
| 保管場所や手入れの余裕がない | レンタル | カビや虫食いを気にしなくてよい |
購入を考えてよいケース
- 喪主を務める予定がある:体に合った一着を、当日あわてずに着られるようにしておけます
- 数年のうちに何度か参列しそう:回数が分岐点を超えやすくなります
- 既製サイズが合いにくい体型:ぴったり合うものが見つかったら持っておく意味があります
- 近くに店舗がない:宅配レンタルは試着ができず、急な日程には間に合わないことがあります
迷ったときの目安
今回が初めてなら、まずレンタルで済ませて構いません。何回参列しそうかが見えてきたら、そのときに購入を考えれば十分です。レンタルの選び方は喪服レンタル完全ガイドにまとめています。
大阪・京都・滋賀・兵庫にお住まいなら、この記事の計算に使った喪服レンタル24が使えます。24時間の無人店舗で、最短30分で当日に受け取れます(2026年9月時点)。店舗の詳細は喪服レンタル24の紹介ページをご覧ください。
よくある質問
喪服は買うのと借りるのとどちらが得ですか?
参列の回数で変わります。購入価格を35,000円と仮定し、毎回3,080円のクリーニングに出す前提で、1回9,480円のフルセットレンタルと比べると、5回目まではレンタル、6回目からは購入のほうが総額は安くなります。
喪服を買うといくらかかりますか?
店や品質で幅があります。2026年9月に編集部が大手紳士服店の公式通販で確認した範囲では、男性の礼服が税込15,000〜87,120円でした。この記事では購入価格を35,000円と仮定して計算しています。靴や数珠などの小物は別にかかります。
喪服のクリーニング代はいくらですか?
店やコースで違います。この記事の試算では、大手クリーニング店の公式料金(スーツ上下・税込・2026年9月時点)の3,080円を使っています。
クリーニングに毎回出さない場合はどうなりますか?
購入側の費用が下がるので、損益分岐は早まります。クリーニング代を入れずに35,000円の購入と9,480円のレンタルを比べると、分岐は約3.7回で、4回目から購入のほうが安くなります。
初めて喪服が必要になりました。買うべきですか?
次にいつ着るか分からないなら、まずレンタルで済ませても構いません。今後何回参列しそうかが見えてきた時点で、購入を考えても遅くありません。
参考にした公的な情報
リンクは別のタブで開きます。
文・編集: 喪服NAVI編集部(運営者情報・編集方針)





