通夜(お通夜)の服装ガイド
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通夜の服装は、遺族・親族なら準喪服、参列者なら準喪服か、黒や濃紺のダークスーツなどの略喪服です。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の解説では「基本は地味な平服」とされる一方、いまは準喪服で出る人が多くなっています。夕方から始まる式なので、仕事帰りに駆けつけるときの整え方も知っておくと慌てずにすみます。
通夜の服装は立場で決まる
遺族・親族は準喪服で出ます。参列者は準喪服でも、略喪服でも差し支えありません。

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| 立場 | 格式 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 喪主・遺族 | 準喪服 | 礼服のブラックスーツ、白無地シャツ、黒無地ネクタイ | 黒のワンピース、アンサンブル、スーツ |
| 親族 | 準喪服 | 礼服のブラックスーツ。ビジネス用の黒スーツでの代用は避ける | 黒のワンピース、アンサンブル、スーツ |
| 参列者 | 準喪服か略喪服 | 礼服、または黒・濃紺の無地のダークスーツ | 黒・紺・グレーの落ち着いたワンピースやスーツ |
以前は、通夜に喪服で行くと、亡くなるのを予想して準備していたように見えるとして避けられていました。全葬連の服装の解説にも、通夜は告別式よりややカジュアルな服装も許容される傾向にある、と書かれています。
ただ、いまは通夜も準喪服で参列する人が多く、準喪服で行って失礼になることはありません。参列者は遺族より格式が上回らないのが原則なので、正喪服は着ません。告別式や法事など、ほかの場面の格式はシーン別の服装ガイドの早見表で確かめられます。
遺族・親族として出るのに準喪服が手元にない、または体型が変わって着られないときは、通夜の前に用意します。関西(大阪・京都・滋賀・兵庫)にお住まいなら、無人店舗の喪服レンタル24で当日予約して最短30分で受け取れます。いちばん安いプランは3泊4日5,980円(税込・2026年9月時点)です。
当日の流れと、服装で気をつける場面
全葬連の解説では、通夜は夏は19時頃、冬は18時頃から始まり、1〜2時間ほどで終える「半通夜」が一般的とされています。
- 会場に着いたらコートを脱ぐ受付の前に脱ぎ、クロークがあれば預けます。なければ手に持ちます。
- 受付(開始の30分前から)多くの通夜では、受付は開始の30分前に始まります。芳名帳に名前と住所を書き、香典を袱紗から出して渡します。遅れないよう余裕を持って着きます。
- 着席・僧侶入堂喪主と親族が最前列に座ります。僧侶の入堂は合掌か黙礼で迎えます。
- 読経(30〜40分ほど)座っている時間が長くなります。スカートはひざが隠れる丈、男性の靴下は座っても肌が見えない丈にしておきます。
- 焼香喪主から順に遺族が焼香し、そのあと参列者が席順に進みます。仏式なら数珠を持って進みます。
- 喪主のあいさつ・通夜ぶるまい通夜ぶるまいは故人を偲びながら食事をする場です。遺族が勧めるまで席に着かず、長居をせずに早めに失礼します。
開始の時刻は地域や会場で違います。訃報の案内に書かれた時刻を確かめてから、移動や着替えの段取りを決めます。
仕事帰りに駆けつけるとき
参列者なら、手持ちのダークスーツに小物を替えるだけで通夜に出られます。全葬連も、急な訃報で喪服が間に合わないときは地味な色のスーツやワンピースで参列するよう案内しています。

男性
黒や濃紺の無地のスーツなら、そのまま着て行けます。黒のビジネススーツは、代わりに使われることはあっても本来は略式です。参列者なら差し支えありませんが、遺族・親族は避けます。
- ネクタイ 黒無地に替えます。ネクタイピンは外します
- シャツ 白無地・長袖。色柄やボタンダウンなら替えます
- 靴下 黒無地で、くるぶしが出ない丈にします
- 靴とベルト 黒の光沢のない革で、飾りのないもの。型押しやエナメルは避けます
女性
黒・紺・グレーなど落ち着いた色のワンピースやスーツ、アンサンブルなら出られます。派手な色や柄、露出の多い服は避けます。
- アクセサリー 光るものは外し、結婚指輪と一連のパールまでにします
- ストッキング 通夜では肌色も許容される地域がありますが、黒を選べば無難です
- メイク・ネイル ナチュラルに整えます。落とせないネイルは、ベージュを重ねるか黒の手袋で隠します
- 香水 控えます
職場に置いておくと助かるもの
- 黒無地のネクタイ
- 黒無地の靴下、または黒のストッキングの替え
- 数珠(仏式なら宗派を問わず持って行くのが一般的です)
- 袱紗(紫・緑・グレーなど落ち着いた色)
- 落ち着いた色・柄のハンカチ
通夜で迷いやすい服と小物
| 服・小物 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 濃紺の無地のダークスーツ | ○ | 略喪服にあたり、通夜の参列なら差し支えない |
| 黒のビジネススーツ | △ | 参列者なら可。本来は略式で、遺族・親族は避ける |
| 肌色のストッキング | △ | 許容される地域もある。黒を選べば無難 |
| 黒のダウンコート | △ | 着る人が増えたとする葬儀社もある。光沢の強いものは避け、会場で脱ぐ |
| 型押しの革(ヘビ・ワニ柄など)・毛皮 | × | 殺生を連想させるため避ける。光沢のない黒の革靴・ベルト・バッグは使える |
| 光るアクセサリー | × | 結婚指輪と一連のパールまで |
| 派手なネイル・香水 | × | ネイルは隠し、香水はつけない |
アイテムごとの細かい選び方は、男性の喪服ガイドと女性の喪服ガイド、ストッキングの選び方にまとめています。
よくある迷い
通夜と告別式の両方に出るとき
両日とも準喪服で出れば、日ごとに服を考える必要がありません。参列者なら、通夜は手持ちのダークスーツで出て、翌日の告別式までに準喪服を用意するという分け方もできます。告別式は、遺族も参列者も準喪服が基本です。
通夜だけに出るとき
仕事などで告別式に出られず、通夜だけに参列する人もいます。参列者なら、準喪服でも略喪服でも差し支えありません。
子どもを連れて行くとき
園や学校の制服があれば、それが正装です。なければ白のシャツやブラウスに、黒・紺・グレーのボトムスを合わせます。年齢ごとの目安は子どもの葬儀の服装ガイドを見てください。
雨や雪の日
傘は黒やグレーを選びます。ビニール傘でもよいとする葬儀社もあります。足元は、雨や雪の日なら地味なブーツや長靴でもよいとされます。会場で履き替えられる靴を持って行くと、式の間の装いを崩さずにすみます。
夏と冬の通夜
夏も、式場の中ではジャケットを着ます。女性の袖は長袖が基本で、夏は五分〜七分丈なら許容範囲です。冬は黒・濃紺・グレーの無地のコートを着て行き、会場に着いたら脱ぎます。女性の黒タイツは、寒い時期なら60デニールくらいまで許容とされます。
仏式以外の通夜
全葬連の解説では、神式は「通夜祭」、カトリックは「通夜の集い」、プロテスタントは「前夜式」や「前夜祭」と呼ばれ、作法が違います。数珠は仏式で使うものなので、ほかの宗教では持たなくてかまいません。
通夜の持ち物と香典

- 香典(袱紗に包む)
- 数珠(仏式の場合)
- ハンカチ(落ち着いた色・柄のもの)
- 黒のバッグ(光沢がなく、ロゴが目立たないもの)
全葬連の解説では、通夜の香典は5,000円〜10,000円が相場とされています。4は「死」、9は「苦」を連想させるため避けます。仏式では「御霊前」「御香典」などの表書きが一般的です(浄土真宗は「御仏前」)。通夜・葬儀では薄墨で書きます。受付で「このたびはご愁傷様です」などのお悔やみの言葉を添えて渡します。
喪服が手元にない・サイズが合わないとき
参列者ならダークスーツで出られますが、遺族・親族は準喪服が要ります。告別式にも出るなら、準喪服を用意しておくと安心です。
通夜まで時間がないときの用意のしかたは喪服がないときの対処法に、買うか借りるかの比べ方は喪服レンタルガイドにまとめています。
関西(大阪・京都・滋賀・兵庫)にお住まいなら、喪服レンタル24の店舗で複数のサイズを試着してから借りられます。サイズはメンズSS〜5L、レディースS〜3L(天王寺店は5Lまで)です(2026年9月時点)。
よくある質問
お通夜は喪服で行ってもよいですか?
いまは準喪服で出る人が多く、失礼にはあたりません。以前は、喪服で行くと亡くなるのを予想して準備していたように見えるとして避けられていました。全葬連の解説では通夜の基本は地味な平服とされ、参列者は黒や濃紺のダークスーツでも差し支えありません。
仕事帰りにお通夜へ行くとき、服はどうすればよいですか?
男性は黒や濃紺の無地のスーツなら、白無地シャツ・黒無地ネクタイ・黒の靴下に替えれば通夜に出られます。女性は黒・紺・グレーの落ち着いたワンピースやスーツにし、光るアクセサリーは外します。遺族・親族として出る場合は準喪服にします。
お通夜は何時から始まり、どのくらいかかりますか?
全葬連の解説では、夏は19時頃、冬は18時頃から始まり、1〜2時間ほどで終える「半通夜」が一般的とされています。受付は多くの場合、開始の30分前から始まります。時刻は訃報の案内で確かめてください。
お通夜のストッキングは肌色でもよいですか?
通夜では肌色も許容される地域がありますが、黒を選べば無難です。厚さは20〜30デニールくらいが目安です。素足は避けます。
お通夜の香典はいくら包めばよいですか?
全葬連の解説では5,000円〜10,000円が相場とされています。4と9の数字は避けます。仏式では「御霊前」「御香典」などの表書きが一般的です(浄土真宗は「御仏前」)。通夜・葬儀では薄墨で書きます。袱紗に包んで受付で渡します。
通夜ぶるまいでは何に気をつければよいですか?
通夜ぶるまいは、故人を偲びながら食事をする場です。遺族が勧めるまで席に着かず、長居をせずに早めに失礼します。故人を偲ぶのが目的なので、節度を守って過ごします。
参考にした公的な情報
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文・編集: 喪服NAVI編集部(運営者情報・編集方針)



