葬式の髪型・メイク・ネイル(女性)
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葬式の髪型は、耳より下の低い位置でまとめるのが基本です。メイクはラメやツヤを避けた薄化粧にし、ノーメイクは避けます。ネイルは落ち着いた色か無色なら無難で、落とせないときはベージュを重ねるか手袋やネイルシールで隠します。
長さ別のまとめ方
どの長さでも、まとめる位置は耳より下、道具は黒のシンプルなものです。長さごとに、どこまで手を入れればよいかが違います。

| 長さ | まとめ方 | 整え方のこつ |
|---|---|---|
| ショート・ボブ | そのままで問題ない。顔まわりは耳にかけるかピンで留める | 毛先がはねないよう、ワックスやスプレーで軽く整える |
| ミディアム | ハーフアップか、低めのシニヨン(お団子) | 結び目は耳より下にする |
| ロング | 低い位置で一つにまとめる。ポニーテールやシニヨンなど | 高い位置でまとめたり、毛先を遊ばせたりしない |
まとめ終わったら、次の点を鏡で確かめます。
- 結び目が耳より下にある
- 毛先が出ず、しっかりまとまっている
- ピンやゴムは黒で、光る飾りがない
- 崩れないよう、スプレーを軽くかけた
- 前髪が目にかかっていない(長い場合はピンで留めるか横に流す)
焼香やお辞儀では前かがみになります。そのたびに髪が顔にかからないよう、顔まわりはピンでしっかり留めておきます。
年代別の目安と、道具・髪色
年代によって似合う形は違いますが、「派手すぎないまとめ髪」という原則は同じです。
| 年代 | 目安 |
|---|---|
| 20〜30代 | ハーフアップ、低めのシニヨン |
| 40〜50代 | 夜会巻きなど落ち着いた形も可。派手さは避ける |
| 60代以上 | 白髪を活かしたまとめ髪 |
まとめる道具の選び方
| 道具 | 判定 | 目安 |
|---|---|---|
| 黒の無地のゴム | ○ | 基本の道具 |
| 黒のシンプルなヘアピン | ○ | 前髪や顔まわりを留める |
| 光る素材の髪留め | × | 光るものは避ける |
| 派手なデザインの髪飾り | × | 装飾の目立つものは避ける |
髪色
黒髪が最もフォーマルです。ダークブラウンなど暗めの落ち着いた色なら問題ないとされます。明るい茶髪や金髪は避けるとされます。
メイク|アイテム別の目安
全体の方針は「薄く、ツヤやラメを出さない」です。手持ちの化粧品をひとつずつ見て、使うものと外すものを分けます。
| アイテム | 使うもの・使い方 | 避けるもの |
|---|---|---|
| 下地・コンシーラー | 色ムラを整える。コンシーラーは少量を薄く | 厚塗り |
| ファンデーション | パウダータイプを薄く均一に。マットで落ち着いた仕上がりになる | 厚塗り |
| フェイスパウダー | 無色透明のルーセントタイプ | ハイライト、シェーディング |
| 眉 | 髪色よりワントーン明るい色。眉尻は下げ気味に | — |
| アイシャドウ | ベージュやブラウン。マットな質感 | ラメ・パール入り、赤・ピンク・オレンジなどの派手な色 |
| アイライン | 黒で、まつ毛の隙間を埋める程度に細く。目尻は跳ね上げない | 濃いアイライン |
| まつ毛 | 黒のマスカラ | つけまつげ、カラーコンタクト |
| チーク | ピンクベージュやコーラルピンクを頬骨に沿って薄く | — |
| 口紅 | ピンクベージュやローズ系をマットに | グロス、派手な色 |
| 香り | 制汗剤やデオドラントも無香料に | 強い香水 |
「片化粧」の説明は資料によって分かれます
葬儀のときの薄化粧を「片化粧」と呼ぶことがあります。口紅は本来引かないとする説明もあれば、肌なじみのよい色を薄く塗る程度なら問題ないとする説明もあります。どちらをとっても、ノーメイクは基本的に避けるとされる点は共通です。家や地域で決まった考え方があるときは、それに合わせてください。
涙でメイクが崩れることもあります。ハンカチを1枚バッグに入れ、化粧直しの道具は最低限にしておきます。
ネイルが落とせないとき
焼香や記帳では手元が人の目に入ります。落ち着いた色か無色なら無難とされ、それ以外は落とすか隠します。
| ネイルの状態 | 対処 |
|---|---|
| 無色・落ち着いた色 | そのままでよいとされる |
| マニキュアで濃い色 | できれば除光液で落とす。時間がなければ上からベージュを重ねる |
| ジェルなどで自分では落とせない | 上からベージュを重ねる、黒の手袋で隠す、ネイルシールで覆う |
| アートやストーン付き | 黒の手袋で隠すか、ネイルシールで覆う |
ベージュのマニキュアやネイルシールは、前日のうちに用意しておくと当日の朝に慌てません。
髪型とそろえる装い
髪をまとめると、耳元と首元が見えるようになります。アクセサリーは一粒パールのイヤリングかピアス、ネックレスは一連までにします。揺れるイヤリングや二連以上のネックレスは避けます。何もつけなくても構いません。服や靴を含めた全身の選び方は女性の喪服マナー完全ガイドをご覧ください。

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男性の髪型の目安
男性も、清潔感のある短めの髪が原則です。家族で参列するときの確認用に載せておきます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 長さ | 前髪は目にかからない程度、横は耳にかからない程度、襟足はシャツの襟にかからない程度。長い髪はゴムでまとめる |
| 整髪料 | マットタイプや無香料のワックス・ジェルを少量。スプレーは軽く、ヘアオイルは毛先だけ |
| 形 | 自然な形に整える。寝癖は直し、パーマはストレートに近づける。ワックスで立たせる形は避ける |
| 髪色 | 黒髪が基本。白髪染めは自然な色にする |
| 髭 | 剃るか、短く整える。無精ひげは避ける |
| 20〜30代 | ショートやベリーショート |
| 40〜50代 | 清潔感があれば、ツーブロックやソフトモヒカンも可 |
| 60代以上 | 白髪を活かした短髪や七三分け |
帽子は基本的にかぶらないとされます。男性の服装全体は男性の喪服マナー完全ガイド、シャツとネクタイは葬式のネクタイとワイシャツをご覧ください。
前日までにそろえておくもの
- 黒のヘアゴムとヘアピン(予備も)
- 崩れ防止用のヘアスプレー
- ラメのないアイシャドウと、マットな口紅
- ベージュのマニキュアかネイルシール(ネイルを落とせない場合)
- ハンカチ
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よくある質問
ショートヘアでも葬式のときにまとめる必要がありますか?
そのままで問題ないとされます。毛先がはねないようにワックスやスプレーで軽く整え、前髪が長い場合はピンで留めるか横に流します。
葬式でハーフアップにしてもいいですか?
ミディアムヘアならハーフアップや低めのシニヨンがよいとされます。どの長さでも、まとめる位置は耳より下にし、黒のシンプルなピンやゴムを使います。
片化粧とは何ですか?
葬儀のときの薄化粧を片化粧と呼ぶことがあります。ただ、口紅を引かないとする説明もあれば、薄く塗る程度なら問題ないとする説明もあり、中身は資料によって分かれます。ノーメイクは基本的に避けるとされます。
ジェルネイルが落とせないときはどうすればいいですか?
ベージュのマニキュアを上から重ねる、黒の手袋で隠す、ネイルシールで覆うといった方法があります。ネイルは落ち着いた色か無色なら無難とされます。
明るい髪色のまま葬式に出てもいいですか?
黒髪が最もフォーマルですが、ダークブラウンなど暗めの落ち着いた色なら問題ないとされます。明るい茶髪や金髪は避けるとされます。
参考にした公的な情報
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文・編集: 喪服NAVI編集部(運営者情報・編集方針)



