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服装マナー

夏と冬の葬式の服装

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季節で変えてよいのは、生地の厚さと、上着・足元・羽織るものです。式場の中の装いは季節を問わず同じで、夏もジャケットを着て、冬もコートは会場に着いたら脱ぎます。

季節で変えてよいもの・変えないもの

先に線を引いておくと、暑さや寒さへの対策を考えやすくなります。

夏に白いシャツと黒のネクタイで上着を手に持つ男性と、雪の中で黒のコートと手袋を身につけた女性のイラスト
夏は上着を手に持つ場面も。冬のコートは黒が理想
季節で変えてよいもの・変えないもの
項目季節で変えてよいか考え方
喪服の色・格式×夏も冬も黒の喪服
式場の中のジャケット×夏も式場の中と焼香のときは着る
素足×真夏でも避ける
喪服の生地の厚さ○夏は通気性のよい素材、冬は厚手
シャツ・インナー○夏は吸湿速乾性のあるシャツがよいとされる
女性の袖丈△長袖が基本。夏は五分〜七分丈まで
ストッキング・タイツの厚さ△基本は黒の20〜30デニール程度。寒い時期は60デニール程度までのタイツも許容とされる
コート○冬は着てよい。会場に着いたら脱ぐ

夏|一日の中で上着をどう扱うか

ジャケットを着るかどうかは、場所と場面で決まります。式場の中と焼香では着て、火葬場への移動と会食では脱いでかまわないとされます。

夏の葬儀 一日の流れと上着
場面ジャケット補足
受付・式場の中着る式の間は着たまま
焼香着る—
火葬場への移動脱いでよい脱いでもかまわないとされる
会食脱いでよい脱いでもかまわないとされる

上着を脱ぐ場面があるので、その下の装いも整えておきます。男性のシャツは長袖が基本です。上着を脱がなければ半袖でも見えないので問題ないという見方もありますが、脱いだときに腕が見えます。シャツの選び方は葬式のネクタイとワイシャツで詳しく書いています。

女性の袖丈

長袖が基本で、夏は五分〜七分丈なら許容範囲とされます。半袖については、ジャケットを羽織るべきとする考え方と、無理に羽織らなくてよいとする考え方があります。どちらの場合も、ノースリーブや極端に短い袖は避けます。

夏の暑さ対策

装いを崩さずに暑さを和らげるには、素材と、着るタイミングで工夫します。

  • 喪服は薄手で通気性のよい夏用を選ぶ(手元にあれば)
  • シャツは吸湿速乾性のあるものにする
  • インナーは、柄やロゴが透けない白か肌色にする
  • 汗を拭くハンカチを多めに持つ
  • 式場の冷房に備えて、羽織るものを1枚持つ

式場の冷房への備え

全葬連の解説では、葬儀場の冷房に備えて、季節を問わず羽織るものを持っていくよう勧めています。外は暑く、中は冷えることがあるためです。夏に薄手の喪服を選んだときほど、1枚あると助かります。

ストッキングは真夏でも履きます。20デニール前後の薄手にすると負担が軽くなります。厚さの目安は葬儀のストッキングは何デニールかをご覧ください。

手持ちの喪服が見つからない、サイズが合わないというときは、借りる方法もあります。関西(大阪・京都・滋賀・兵庫)にお住まいなら、喪服レンタル24の無人店舗で当日から借りられます。2026年9月時点で、3泊4日5,980円(税込)から。店舗で複数のサイズを試着できます。

冬|コートの色と素材

コートは黒が理想です。なければ濃紺やグレーの無地でも問題ありません。

雪の積もった石畳の道を歩く、黒のロングコートと黒の手袋を身につけた男性の後ろ姿
コートは黒の無地が理想(写真はイメージです)
冬のコートの判定
コート判定考え方
黒の無地○理想の色
濃紺・グレーの無地○黒がなければこれで問題ない
黒のダウン(光沢が弱いもの)△着る人が増え、以前ほど気にされなくなったとする葬儀社がある
光沢の強いダウン、明るい色×避ける
毛皮のコート×殺生を連想させる
レザージャケット×避ける
ファー付きの襟やフード×避ける

冬|コートを脱ぐタイミング

  1. 会場に着いたら脱ぐ式場に着いた時点で脱ぎます。
  2. クロークがあれば預ける会場にクロークがあれば預けます。
  3. なければ手に持つクロークがない会場では、脱いだコートを手に持ちます。
  4. 式の間は着ない式の間はコートを着ずに参列します。

コートを脱ぐと、屋内では喪服だけになります。寒さはコートではなく、下に着るもので補うのが基本です。

冬の寒さ対策と足元

  • 喪服は厚手のものを選ぶ(手元にあれば)
  • 黒のインナーや貼るカイロで、コートを脱いだあとの寒さを補う
  • 女性は60デニール程度までの黒のタイツなら許容とされる
  • 雪や雨の日は、地味なブーツや長靴でも問題ないとする葬儀社がある
  • 傘は黒やグレー。ビニール傘も可とする葬儀社がある

出棺の見送りや火葬場への移動では、屋外にいる時間があります。雪の日の足元の考え方は葬式の靴とバッグの選び方にもまとめています。

季節ごとの脚元の目安

脚元は季節でいちばん調整しやすい部分です。男性の靴下は一年中、黒無地で足首が隠れる長さです。

季節ごとのストッキング・タイツの目安(女性)
時季目安補足
夏黒のストッキング。20デニール前後の薄手でもよい素足は避ける
春・秋黒の20〜30デニール程度一般的な厚さ
冬・寒い地域60デニール程度までの黒のタイツなら許容とされる60〜80デニールまでとする記事もある。柄物は避ける

体調を優先してよい人

妊娠中の方や高齢の方は、季節を問わず体調を優先します。妊娠中は、冷えを防ぐためにストッキングよりタイツが望ましいとされ、かかとの低い靴がすすめられます。高齢の方も、寒い時期は厚手のタイツで構わないとされます。暑い日や寒い日に具合が悪くなったら、無理をせず周りの人や式場の係の人に伝えてください。

季節ごとの判断に迷ったら

通夜・告別式・法事など、場面ごとの服装の違いはシーン別の服装ガイドの表で確かめられます。年に数回しか着ないなら、通年で着られるオールシーズンの喪服が1着あれば多くの場面に対応できます。

季節に合う喪服が手元にない、久しぶりに出したら合わなかったというときは、関西なら喪服レンタル24が使えます。予約から最短30分で受け取れ、メンズはSS〜5L、レディースはS〜3L(天王寺店は5Lまで)です(2026年9月時点)。料金ページの品目にコートは載っていないため、コートは手持ちのものを使います。

よくある質問

夏の葬式でジャケットを脱いでもいいですか?

式場の中と焼香のときは着ておきます。火葬場への移動や会食のときは、脱いでもかまわないとされます。

夏の葬式で女性が半袖を着てもいいですか?

長袖が基本で、夏は五分〜七分丈なら許容範囲とされます。半袖はジャケットを羽織るべきとする考え方と、羽織らなくてよいとする考え方があります。ノースリーブは避けます。

葬式に黒のダウンコートを着ていってもいいですか?

黒のダウンを着る人が増え、以前ほど気にされなくなったとする葬儀社があります。光沢の強いものや明るい色は避けます。黒の無地のコートがあれば、そちらが理想です。

葬式のコートはいつ脱げばいいですか?

会場に着いたら脱ぎます。クロークがあれば預け、なければ手に持ちます。式の間はコートを着ずに参列します。

冬の葬式でタイツを履いてもいいですか?

寒い時期は60デニール程度までの黒のタイツなら許容とする資料が多くあります。60〜80デニールまでとする記事もあります。柄物は避けます。

参考にした公的な情報

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文・編集: 喪服NAVI編集部(運営者情報・編集方針)